虎目石,鷹目石
タイガーズアイ,ファルコンズアイ(ホークスアイ)
石英含浸の鉱物です.強度があり模様もキレイなので、装飾品に
よく用いられます.中の黄褐色の繊維はアスベストの中でも特に
有害な
クロシドライト=
青石綿だそうです.少し前に危険性が
問い沙汰されてましたが、しっかりと石英が染み込んでおります
ので大丈夫なようです.
青石綿の本来の色は、読んで字のごとく青です.

虎目石がなぜ黄色いか...青石綿が酸化して黄色くなるそうです.証拠に虎目石と同じもので
ホークスアイ・ファルコンズアイ(鷹目石)というグレー〜濃紺〜黒い石があります.タイガーズアイ
よりも若い鉱物が鷹目石ということですね.赤の虎目石をご覧になったことがあるかと思いますが
あれは熱処理によるものだそうです.青,黄,赤・・・酸化によって何故こんなに色が?と思った方.
答えになってませんが、クロシドライト中の鉄の変色と考えられます.色については→
color.html#TRNC
緑の虎目もありますが、あれは染色だそう.エビヤでは緑のものは使う予定がありません.


赤いものは
赤虎目と表記いたしますね.
●ピーターサイト
タイガーズアイ内の青石綿が整然と並んで入っているのに対し、ピーターサイトはグチャグチャに
入ってます.同じ石の変種というところでしょうか.嵐のような見かけからか
テンペストストーン
(天災の石?)という別名があるみたいです.
●アイアンタイガー
縞状鉄鉱にクロシドライトが虎目状に入ったものじゃないかと思ってます.オーストラリアのみで
採れるんだそうです.縞状鉄鉱については→
Fe.html#HEMAをご覧下さい.
●キャッツアイ(シャトヤンシー)
別章ございます.タイガーズアイはキャッツアイ(猫目)に対抗して付けられた名前らしいですが
キャッツアイはある特定の鉱物を指したものではなく、鉱物の表面に猫の目のような光の筋が出る効果
です.もっともご年配の方の間では「キャッツアイ」といえば
クリソベリルキャッツ=バカ高い宝石
のことなのでしょうが.虎目石の表面に見られる絹のような光沢も「キャッツアイ効果」です.
抜き虎(脱色した虎目石)は上のクリソベリルキャッツに大変よく似るらしいです.ほんと??
←クリソベリルのビーズ
極小なのでカメラに収められなかったのですが
シャトヤンシーというよりムーンストーンのような
シラーが出てました.キャッツアイじゃないっっ!
●キャッツアイクォーツ(おまけ)
と呼ばれいているグレイの石英.たま〜にビーズの形でみかけるけど、あんまメジャーじゃないですよね.
いろいろ調べてみたのですが、
アクチノライト(緑閃石・陽起石)という石綿が内包されているという説を
読みました.虎目石とは石綿の種類違い石なんですね.アクチノライトといえば
ネフライトの一材料だそう
ですが緑じゃないんだ〜?色を調べたら「黒」っていうアクチノライトもあるみたいです.

一応アクチノライト説のソース貼っておきますね.
以下「Mineral Miners」さんより引用
This natural cat's eye quartz piece was mined in Bahia, Brazil. It has a brown oxidized outer
surface with fresh surfaces showing gray actinolite fibers encased within the quartz which yields
very nice silver color chatoyancy when properly oriented and polished. This material can be used
for making cats eye quartz cabochons, carvings, and spheres.