珊瑚(サンゴ)
コーラル
珊瑚はご存知生物です.本珊瑚の産地は、日本の近海やミッドウェイ沖が有名ですね.
「サルジ(サルディニア)」と名があるほどに有名な地中海産は年々減少しているそうです.
枝状のものは容易にポキッと折れますのでご注意を・・・ また珊瑚は炭酸カルシウムやたんぱく質が主体なので
酸・強アルカリ・高温に弱いです.汗や化粧品、洗剤が付いた場合は拭きとってやって下さい.それともちろん
台所ではご着用はお避け下さい.高価な珊瑚が劣化してしまったら悲しいですものね.エビヤで使うものはジュエ
リークラスとは呼べませんが、安価なものでも一応お気をつけ下さいね.
真っ赤なものはとても高価ですが、ピンクのサンゴ(ボケ)や桃なども高価です.この赤や桃に似せて染められた
ものが多く出回っております.やたら不自然に均一な色をしている.など染物の特徴はあるそうですが、精巧に
染められたものは無染色か染色ものかは私には見分けられません.
安ものは一発でわかりますよ.ベースとなるサンゴの種類自体も違いそう
ですし、ドぎついピンクやオレンジ、赤の染料がくぼみや溝などに溜まって
いたりします.さらにひどいのはこの染色されたサンゴのネックレスを着けて
首が真っ赤に(!)という例などもあるそうです.エビヤで染色のサンゴを
使う際はなるべく表記&色落ちしない対策をいたします.
●本珊瑚
枝状を叩くとキンキン澄んだ音がして、磨かれたものはガラスや陶磁器の光沢が見られます.色によって、また
産地によって呼び名が違います.日本人が昔から珊瑚にこだわりを持ってきた証ですね.色の呼び名は大変難しく
散々調べたのですが情報が飛び交っていてあまりよく分かりませんでした.もしかしたら間違っているかも知れ
ませんが、下画像はご参考までに.八放珊瑚という亜綱に属します.

【血赤,紅】
日本産の赤珊瑚は大変高価で枝が小さく、大きな装飾品にはならないそうです.
赤珊瑚の中でもドス黒い赤は血赤と呼ばれ高級品です.それ以外は紅と云う
そうです.画像は奥が血赤手前が紅.かな?いや奥のも血赤って呼んじゃ
いけないかも.2つとも艶の落ちた古い指輪です.磨き直ししなきゃだめですね.
【桃】
上の赤とは珊瑚の種類が違います.桃珊瑚といいます.比較的大枝で
昔より彫刻などに使われていたそうです.赤橙〜柿色〜サーモンピンク
〜ベイビーピンクの色合いに白が混じったりします.
(桃珊瑚の幹の中心は必ず白くなっているそうです)古い珊瑚の帯留などは
素晴らしいですね.でも画像の橙の桃珊瑚はカケてます.取り扱い雑すぎ.
【ボケ】
上の桃珊瑚の内、ベイビーピンクのものは本ボケと呼ばれ鼻血価格です.
しかしいろいろな種類の珊瑚にもベイビーピンク色の個体が存在し
これらはまとめて普通にボケと云われるそう.ボケの中で有名なのが
ミッドウェイ沖のミッドと呼ばれるベイビーピンク色珊瑚.種類的には
赤珊瑚の亜種なんだとか.あとはミスと呼ばれるベイビーピンク色の
種類別あるようです.画像の珊瑚の種類はなんだか分からないです.
【ピンク】
ピンク珊瑚というのも見ますが、私の推測ではピンク珊瑚もボケと同じく
いろいろな種類の珊瑚の内、ピンク色を呈すものを指すんではないかと.
画像はミッドウェイ沖のピンク色珊瑚.種類はなんだかわかりませんが
ミッドウェイ沖のピンク色といえばガーネ(種類不明、ガーネットサンゴの略)
の流通名の珊瑚が有名だそうで、市場に出回るピンク珊瑚の多くは
このガーネらしいです.
【深海】
ミッドウェイ沖のめっちゃ深いところに生息する珊瑚.深海珊瑚の特徴はマダラ模様です.
そして引き上げる際、気圧の差でどうしてもヒビが入ってしまうそうなんです.
【白】
白珊瑚もありますね.東シナ海で採れるそうです.よくビーズのパーツとしても白珊瑚の小枝を見かけます.
桃珊瑚とは反対に、珊瑚の芯は赤っぽくなるそうです.
【サルジ,故渡り】
地中海の赤い珊瑚.洞窟の屋根(?)とかに逆さ向きで成長するそうです.色は赤〜ピンクがあり、日本の赤珊瑚に
そっくりな色合いをしているので赤珊瑚と差別するために、紅でも血赤でもなく赤と呼ぶんだそうですよ.丸玉に
なって磨かれてしまっても、プロが見ると赤珊瑚との違いが判るそう.まず30cmくらいの小枝にしか成長しないので
小さな珠にしかならないとか、珊瑚の成長が早いため太平洋のものに比べると微妙にスカスカで艶が若干劣るとか、
色合いがすこしオレンジ掛かっているとか・・・私には多分判らないです.
あと値段が全然違うそう(もちろん高知の赤珊瑚ほのうが高価です).他の本珊瑚に比べるとかなりの浅瀬で採れる
ため中世の技術でも採れたんですね〜.だからイタリア辺りの珊瑚宝飾歴は日本なんか比べ物にならないくらい
長いらしいです.
●スポンジサンゴ、アップルコーラル
本珊瑚と違う種類、六放珊瑚という亜綱に属します.宝石業界では「珊瑚礁のサンゴ(六放珊瑚)は柔らかすぎて
装飾品には向かない」と云われておりますが、スポンジサンゴは色つきの樹脂などで補強されたもの、砕いて
粉にして樹脂で固められたものが仕入れ可能です.とってもかわいい素材です.
●黒珊瑚
六放珊瑚の内、黒いものの総称であるようです.ですから何種類もの黒い珊瑚がブラックコーラルと云われている
もよう.なかなか高価なツルッツルのハワイ産が一番メジャーで、ジュエリーなどに加工されてますね.

でもビーズ屋さんによく置いてあるのはどうやら別種のようです.
画像のものは多分東シナ海あたりの珊瑚.
ツブツブしててとっても軽いです.
他に、種類は分からないのですがインド洋産の黒珊瑚は王様専用だったため別名キングズコーラルと呼ばれるもの、
インドネシアではアカバー/アカールバハールと呼ばれてる黒い珊瑚もありますね.アフリカにも黒珊瑚のビーズは
あります.黒いの多すぎ.
本珊瑚が真珠の成分と同じ炭酸カルシウムで出来ているのに対し、黒珊瑚をはじめ他の六放珊瑚はコンキオリン
(たんぱく質)で出来ていますので、比較的酸に強いそうです.因みにコンキオリンは真珠にも少し入っていて、
それが真珠の様々な色を醸し出す原因となっているそうです.現在ハワイの黒珊瑚はワシントン条約により
採取規制されているようです.
●青珊瑚
ブルーグレーの珊瑚.多孔質ですが、叩くと本珊瑚と同じく
キンキン澄んだ音がします.種類も本珊瑚のほうと同じ
「八放珊瑚亜綱」に属すようです.本当か知りませんが・・・
八放珊瑚のくせに何故か酸に強いそうです.
青珊瑚はアフリカあたりで採れると聞きました.
●金色のサンゴ

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やっと少量の「オーシャンパシフィックピース」産の
天然色金珊瑚を手に入れました.ハワイ産の金珊瑚は
レアだとは聞いていたのですが、これのことかっ!?
普段の仕入れは↓下の写真の金色珊瑚になります.
これを仕入れた際お店のマダムより聞いた話ですが、この色は天然の色だそう.「黒珊瑚を磨くと金色になる」と.
この金珊瑚の素である黒珊瑚は、上の黒珊瑚の項でご紹介した写真のツブツブ珊瑚だと思います.また別の機会に
珊瑚屋さんに聞いた話ですが、黒珊瑚の「黒」は金の色素がギッチリ詰まりすぎて黒く見えるのだとか.天然の
金珊瑚以外の金色珊瑚はその色素を少なく(薄く?)する処理がなされているんだそうです.
多分東シナ海のあたりの珊瑚です→